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富士ゼロックス、デジタルラベル印刷ビジネスに参入

2017年4月12日 (水)

荷主富士ゼロックスは11日、アジアパシフィック地域で営業・マーケティング活動を統括する富士ゼロックスアジアパシフィック(シンガポール)が、シンガポールのダーストインダストリアルサービス社と提携し、デジタルラベル印刷事業に参入すると発表した。

ダースト社の紫外線(UV)デジタルインクジェット式ラベル印刷機「Durst Tau 330」シリーズの独占販売契約をオーストラリア、ニュージーランド、中国で締結、またシンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、カンボジアでは非独占販売契約を締結し、商品ラインナップの拡充を図る。

Durst Tau 330は、溶剤インクよりも速乾性に優れたデジタルUVインクジェット技術を採用、インクに紫外線を照射し瞬間硬化させる手法で、熱に弱いとされるフィルムやラベルなどさまざまなマテリアルへの高速印刷が可能になる。

また、デュアルプリントヘッド搭載のシングルパスUVインクジェット印刷技術により、毎分37メートルの高速フルカラー印刷と1260dpiの高解像度を実現した。

富士ゼロックスアジアパシフィックは、この製品を提供することにより、「これまで時間を要していた従来方式による印刷作業を、高い利益を生む印刷ビジネスに転換させたい」といった印刷業の顧客の高まりつつある要望に応える。