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GLP、庫内温度対策へ大型ファンを標準仕様に

2017年4月12日 (水)
GLP、庫内温度対策へ大型ファンを標準仕様に
空白

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は12日、2017年3月以降に竣工する同社の開発物件の標準仕様として超大型シーリングファン「ビッグアスファン」を設置すると発表した。

近年、物流業界では労働力確保が課題となっており、GLPでもハード面ではカフェテリアなどのアメニティの充実を図り、ソフト面では人材派遣会社、中古物流機器販売会社、燃料供給会社と提携し、GLP物件に入居するメリットを提供するなどさまざまな取り組みを進めている。

GLPでは定期的な顧客満足度調査などのヒアリングを行っているが、その中で常温倉庫での夏期の庫内温度対策に対する要望が最も多く、現在でも断熱二重折板屋根や外壁に断熱サンドイッチパネルを採用するなど非常に断熱性能の高い環境を提供しているものの、さらなる庫内環境の快適性の向上が求められていた。

そこでGLPは、省エネ性に優れた超大型シーリングファン「ビッグアスファン」の導入を決定。ビッグアスファンは、直径2.4から7.3メートルの航空機翼形状のアルミ製の巨大な羽根を高効率モーターと可変駆動制御システムで低速回転させ、天井の高い広域空間に大容量の空気循環を生み出す。

1台で450坪(1防火区画)をカバーすることができ、ラックなどの障害物があっても区画の隅々までファンが生み出す渦巻き状の気流が行き渡り、作業員は体感温度として空調設備と同等の効果が見込めるという。

17日に竣工式を行う「GLP川島」以降竣工予定の開発物件から段階的に標準設置を推進する。