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京都丹後鉄道と道の駅・丹後王国、貨客混載事業開始

2017年5月15日 (月)

ロジスティクス京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS(ウィラートレインズ、京都府宮津市)は15日、道の駅である「丹後王国『食のみやこ』」を運営する丹後王国(京丹後市)と連携し、丹後地域の農業振興や地域の活性化を目的とした貨客混載事業を開始すると発表した。

この事業では、これまで食のみやこに直接出荷を行ってきた農家が、丹鉄沿線の最寄り駅へ農産物を運搬し定期列車で輸送することで、高齢者ドライバーの増加や運転の長距離化に伴う運送にかかる負担を軽減するとともに、物流の効率化を図る。運搬に必要だった時間を農作物の生産にあてることができる環境を整えることで、生産性の向上にも貢献する。

輸送された新鮮な農作物は食のみやこ施設内で販売するほか、地域内外の飲食店、スーパーへの卸などを通じ、販路の拡大を実現することで、同地域の活性化につなげる。

また、この事業は9日付けで国土交通省から「物流総合効率化法」に基づく総合効率化計画の認定を受けた。CO2排出削減量が運行1回あたり56キロ、76%削減するほか地方鉄道の経営改善、農家の運転時間が運行1回あたり1.4時間(72%削減)などの効果が見込まれることから総合効率化計画として認定された。

(出所:WILLER TRAINS)