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ニチユ三菱、制動装置に不具合でリコール

2017年6月6日 (火)

行政・団体ニチユ三菱フォークリフトは6日、主制動装置(ブレーキ倍力装置、負圧低下警告ブザー)に不具合がみつかったとして、国土交通省にリコールを届けたと発表した。リコール対象は23台。

制動倍力装置のバキュームポンプの作動を制御する負圧スイッチで、製造時にスイッチ内のシリコンゴムの二次加硫をしていないものがあり、スイッチ内にシロキサンなどのガスが発生し、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電で接点部に絶縁性の高いシリコン化合物が生成されることがある。

このため、接点の抵抗が増え導通不良となり、負圧タンク内の負圧が低下しても負圧スイッチが作動しないためバキュームポンプが作動せず、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれがある。また負圧タンク内の負圧が低下した際に警告ブザーが鳴るが、音量が小さいため運転者が負圧低下に気付かないおそれがあるという

二次加硫していないシリコンゴムを使用している負圧スイッチを良品に交換するほか、全車両警告ブザーを対策品に交換する。