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JR貨物、DE10・11老朽化で新機関車開発

2017年6月15日 (木)
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ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、非電化区間の貨物列車けん引と貨物駅構内の入換作業に使用しているDE10形式、DE11形式液体式ディーゼル機関車の老朽化が進んでいるため、置換用の機関車を新たに開発すると発表した。現在、試作車1両の製作を進めているという。

機関車の形式名は「DD200形式電気式ディーゼル機関車」で、DE10形式相当の走行性能にするとともに、軸重(1軸あたりの重量)を低く抑え、DE10形式でしか入線できない線区へも入線できるようにする。

本線運転、入換作業の両方に配慮し、車体中央部に横向きに運転台を配置したほか、入換の際などに誘導を行う操車担当の作業性向上のため、車端にデッキスペースを確保した。

技術的には、JR移行後に導入した新形式機関車「DF200形式電気式ディーゼル機関車」「EF210形式直流電気機関車」などの新型電気機関車で開発してきた技術を応用し、性能の確保と信頼性の向上を図っている。

また既存の新形式機関車と装置の標準化を図り、メンテナンスコストの低減、修繕部品の安定供給を確保するようにしている。出場日は6月下旬。