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大阪港、2月の内貿貨物25%増加

2017年6月16日 (金)

調査・データ大阪市は16日、2月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は721万トン(前年同月比11%増)で、このうち外貿貨物は239万トン(9.5%減)と2か月ぶりの減少、内貿貨物は481万トン(25%増)と17か月連続の増加となった。

入港隻数は1808隻(4.1%減)、総トン数は817万総トン(9.8%減)で、このうち外航フルコンテナ船は239隻(5.2%減)、内航フェリー船は143隻(4.7%減)。

外貿貨物のうち、輸出は77万トン(2.7%増)となり、完成自動車(12.9%減)や化学薬品(23.1%減)は減少したものの、韓国、タイの取り扱いが増加した鋼材(14.7%増)や中国、中国(香港)の取り扱いが増加した再利用資材(14.4%増)、中国、中国(香港)、シンガポールの取り扱いが増加した産業機械(10.2%増)などが伸び、3か月連続の増加となった。

輸入は、162万トン(14.3%減)。化学薬品(2.6倍増)や製材(35%増)は増加したものの、中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(24.5%減)やタイ、中国の取り扱いが減少した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.2%減)などが低調で2か月ぶりに減少した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が65万トン(3.8%増)と4か月連続の増加、輸入が139万トン(10.4%減)と2か月ぶりの減少となり、月間取扱量は204万トン(6.3%減)だった。コンテナ個数は輸出が6万7000TEU(前年並み)、輸入が6万8000TEU(10%減)で月間取扱個数は13万TEU(5.3%減)と2か月ぶの減少となった。

内貿貨物は、移出が253万トン(47.2%増)と4か月連続の増加、移入が228万トン(7%増)で17か月連続の増加。

フェリー貨物は258万トン(5%増)で14か月連続の増加となり、乗降人員は6万人(15.2%増)となった。