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大阪港、2月の外貿貨物取扱量が6か月連続の減少

2016年5月31日 (火)

調査・データ大阪市は5月31日、2月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は642万トン(前年同月比4.2%増)で、このうち外貿貨物は257万トン(3.5%減)と6か月連続の減少、内貿貨物は385万トン(10%増)と5か月連続の増加となった。

入港隻数は1886隻(4.4%増)、総トン数は832万総トン(9.6%増)で、このうち外航フルコンテナ船は252隻で前年並み、内航フェリー船は150隻(11.9%増)。

外貿貨物のうち、輸出は75万トン(2.5%増)となり、鋼材(12.1%減)や自動車部品(19.3%減)は減少したものの、中国、香港、タイの取り扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・「その他化学工業品」(23%増)や中国、台湾、韓国の取り扱いが増加した再利用資材(15%増)、マレーシア、韓国の取り扱いが増加した化学薬品(67%増)などの増により2か月ぶりの増加となった。

輸入は181万トン(5.8%減)となり、鋼材(68.2%増)は増加したものの、中国の取り扱いが減少した衣服・身まわり品・はきもの(20.2%減)や中国、香港の取り扱いが減少した電気機械(22.2%減)、中国の取り扱いが減少した家具装備品(36.6%減)などの減で6か月連続の減少だった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が63万トン(10.3%増)と3か月ぶりの増加、輸入が155万トン(14.8%減)と6か月連続の減少となり、月間取扱量は218万トン(8.8%減)だった。コンテナ個数は、輸出が6万7000TEU(0.6%減)、輸入が7万5000TEU(12.7%減)で月間取扱個数は14万2000TEU(7.4%減)となり、6か月連続の減少となった。

内貿貨物は移出が172万トン(12.3%増)と2か月ぶりの増加、移入が213万トン(8.3%増)と5か月連続の増加。

内貿フェリー貨物は246万トン(14.6%増)で2か月連続の増加となり、乗降人員は5万3000人(16.5%増)となった。