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沖データ、欧州プリンタ拠点のCO2排出量を17%削減

2010年8月17日 (火)

ロジスティクス沖データは12日、英国生産拠点のOki(UK)社の2009年度の使用電力が、照明と空調の最適化やサーバ統合などにより07年度の17%にあたる約60万キロワット時、CO2排出量換算値で315トンを削減したと発表した。

 

沖データでは08年度に環境戦略を策定し、世界主要52拠点のCO2排出量を12年度までに07年度実績から6%削減することを目標に掲げている。87年7月に設立したOki(UK)は05年11月に、自然光や外気を取り入れた最適温度管理設計を施した環境配慮型社屋に移転を完了し、旧工場に比べ年間280万キロワット時の電力削減に成功。さらなる使用電力削減の取り組みとして、生産性向上による稼働時間の短縮、照明や空調の最適化を実施した。

 

照明と空調については、生産エリアの照明と空調を一括で消すスイッチを設置して消し忘れを防止したほか、小エリアに区切って必要な場所だけに照明と空調を稼動させたり、自動化の進んだ倉庫の照度を四分の一に抑えるなどの対策を実施。また、サーバ統合によりサーバ台数を半減し、エアコンと空気圧縮機のインバータ化の実施、食堂の冷蔵庫内の食品温度を感知して冷蔵温度をコントロールする装置を導入するなどの対策も行った。

 

英国ではこのほか、08年にカンブリア州にOKIウッドランドを創設し、カーボンオフセットへの取り組みを開始している。