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ヤマトシステム開発、特産品卸売サイトで出前館と連携

2012年3月29日 (木)

ECヤマトホールディングスは29日、ヤマトシステム開発が運営する地域特産品卸売りマッチングサイト「クロネコ・バイヤーズダイレクト」が、ネット出前サイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会との連携を開始すると発表した。

 

夢の街創造委員会が新たに提供を開始する「ECお取り寄せ事業」に対し、6月上旬から連携を開始。出前ポータルサイトとしては会員数が日本最大級の出前館に新設される「お取り寄せ」コーナーへシステム提供を行うことで、クロネコ・バイヤーズダイレクトに掲載されている商品情報を出前館に対して提供するもの。

 

連携により、ヤマトHDでは「特産品の販売事業者の商品露出度が上がるほか、出前の注文に加えて産直品購買につながる」と期待している。

 

クロネコ・バイヤーズダイレクトは、ヤマトシステム開発が提供する、農産物や水産加工品などを製造販売する産直事業者と小売業や通販業などの販売業者を繋ぐWeb上のBtoBマッチングサイト。

 

サイトに参加することで、産直事業者は商品を登録することで商品販売の可能性が広がり、販売事業者では、地方の隠れた特産品などの物産品を自由に探し出すことができる。現在、約2000アイテムが登録されており、地方の特産品などが市場を介さずに売買され、ヤマトシステム開発が運営と保守を行っている。

 

利用中の特産品の販売事業者の売上げ向上を目指し、外部ECサイトと連携するシステムを構築した。消費者にとっては、出前館を利用して出前を注文すると同時に、クロネコ・バイヤーズダイレクト上の「お取り寄せ品」を注文することができる。

 

また、産直事業者は販売先のターゲット数が飛躍的に増加する。クロネコ・バイヤーズダイレクト利用中の特産品販売事業者は、サービスの利用に当たりシステム初期投資が必要なく、初期登録料1万円と月額利用料5000円、販売手数料(売上代金の5%)を現行の利用料に追加することで、利用できる。

 

今後は、構築したシステムを「お取り寄せ」「料理教室」「百貨店」などほかのECサイト運営者と連携を拡大し、年間25社、売上で1億円程度を目指すとしている。

 

■クロネコ・バイヤーズダイレクトのURL
http://kauneko.com/