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三菱倉庫・決算、主力の不動産事業不調で増収減益

2018年4月27日 (金)

財務・人事三菱倉庫が4月27日発表した2018年3月期決算は、物流事業が好調に推移したものの、不動産事業でマンション販売物件が減少したことにより、全体では増収減益となった。

物流セグメントのうち、倉庫・陸上運送事業は、自動車部品、食品などの取り扱い増加により、倉庫事業で6.2%増収、陸上運送事業で7.2%の増収となった。港湾運送事業は、コンテナ貨物の増加により2.9%増収、国際運送取扱事業は輸出入貨物の増加で13.3%増収だった。物流事業全体では8%増加した。

営業費用は、貨物取扱量の増加に伴い作業運送委託費が増加したため、7.7%増えた。セグメント利益は15%増となった。

主力の不動産賃貸事業は、大阪地区のサブリース施設解約により、売上高が3.6%減少。そのほかの売上高は、設計施工事業での受注増加があったものの、マンション販売事業での販売物件の減少により46.1%減少した。不動産事業全売上高は16%減少した。

営業費用は、設計施工の受注増加に伴い設計施工費が増加したものの、マンション販売物件の減少に伴い不動産販売原価などが減少したため17.1%減。セグメント利益は13.1%減となった。

■2018年3月期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
215,4073.2%
営業利益
12,421-2.6%5.8%
経常利益
16,1600.7%7.5%
当期利益
10,517-1.4%4.9%