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日本製紙、10月から白板紙事業一元化

2017年8月2日 (水)

荷主日本製紙は1日、自社の情報・産業用紙営業本部と日本製紙クレシアがそれぞれ行ってきた白板紙事業の営業部門を一元化するため、10月1日から情報・産業用紙営業本部に日本製紙クレシアの白板紙営業部門を統合すると発表した。

併せて、白板紙を生産している日本製紙クレシア興陽工場(静岡県富士市)の生産体制の効率化を図り、生まれる設備余力の活用により新しいパッケージ製品の開発を進める。

日本製紙クレシア興陽工場では、ティシューやトイレットロールなどの家庭紙製品の生産に加え、長年、特殊板紙や高級板紙といった白板紙の生産も行ってきたが、同社単独の営業体制では白板紙の拡販が難しいと判断した。

自社の白板紙事業へ一元化することで、グループ全体で営業力の向上を図るとともに、興陽工場の生産体制の効率性を見直すことで生産余力が生まれるため、それを紙にバリア性を付与した包材「シールドプラス」など、今後新規に需要開拓が期待される紙をベースにした包装用素材やパッケージの新製品開発に充てる。