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日本製紙、岩国工場を停止、跡地は物流拠点に

2012年1月17日 (火)

拠点・施設日本製紙グループ本社は17日、家庭紙事業の厳しい経営環境に対応するため、日本製紙クレシアの岩国工場(山口県岩国市)の生産設備を9月末で停止すると発表した。

 

グループの生産能力全体の約15%に相当するが、岩国工場で生産している製品を京都工場を中心とする他工場に移管することで、生産設備の稼働率を90%以上に高める。

 

これにより、日本製紙クレシアは固定費の削減と生産効率の向上を図り、家庭紙事業の競争力を強化していく。また、生産設備停止後の岩国工場は機能強化を図った物流センターとして活用する方針で、中四国・九州地区をカバーする物流拠点とする。

 

日本製紙グループ本社では「日本製紙クレシアは、今後も生産・販売基盤を強化するとともに、差別化商品の開発などにより収益の拡大を図っていく」としている。