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東洋紡、ネシアにパッケージングフィルム生産合弁会社

2017年8月7日 (月)

拠点・施設東洋紡は、フィルム事業の海外展開を加速させるため、透明蒸着フィルム「エコシアール」とパッケージ用ポリエステルフィルムの製造販売について、インドネシアのフィルムメーカー「トリアス・セントーサ社」と2つの合弁会社を設立することで合意した。

食品包装分野で、国内では、食品の安全に関する意識の高まりや賞味期限の延長に対する要求を背景にバリアフィルムの市場が拡大し、海外でも環境意識の高まりや食糧不足の顕在化で需要が拡大。中でも、透明蒸着フィルムの世界市場は、年率10%の伸びが見込まれていることから、東洋紡はバリアフィルムのグローバルな需要拡大を視野に、同事業の海外展開を検討していた。

エコシアール事業の海外展開を進める最適なビジネスモデルを検討し、最適なパートナーを探した結果、必要な事業インフラを持ち、長年の関係があるトリアス社とエコアシール、パッケージ用ポリエステルフィルムを生産する合弁会社をそれぞれ11月と10月に設立することで合意したもの。

出資割合はエコアシールの生産会社が東洋紡60%、トリアス社40%、パッケージ用ポリエステルフィルムの生産会社は東洋紡40%、トリアス社60%とする。

エコアシールの生産はトリアス社の製造インフラを利用して行い、東洋紡が日本国内と海外で販売。トリアス社はインドネシア国内販売を担う。パッケージ用ポリエステルフィルムはエコシアール生産会社に原反を供給するほか、東洋紡とトリアス社に対しても製品を供給していく。