産業・一般東洋紡績は9日、工業用、包装用フィルムの両用途に対応する「ハイブリッド型ポリエステル(PET)フィルム製造設備」を新設すると発表した。
今後の国内食品包装分野の堅実な需要拡大に対応するため、包装用フィルム製造設備の集約、増強を検討、100マイクロメートルまでの工業用、包装用フィルムの両用途薄物製品への対応可能なハイブリッド型ポリエステル(PET)フィルム製造設備を新設することにしたもの。設備増強により、今後急増する工業用フィルムの新規用途への対応と包装用フィルムの供給体制を強化する。
工業用フィルムは、スマートフォンやタブレットPCの普及により、タッチパネル用途への需要が急速に拡大することが予想され、環境意識が高まることにより再生可能エネルギーの利用が拡大し、太陽電池用途への需要拡大も見込まれている。
■新設備の概要
設置場所 | つるがフイルム工場(福井県敦賀市) |
生産能力 | 1系列2万2000トン/年 |
投資額 | 約100億円 |
稼動時期 | 2013年10月 |