日通、インドネシアで電機･電子分野の保税ライセンス

サービス・商品日本通運は8日、インドネシアの日通インドネシア物流が7月17日付で同国税間総局から「電機・電子関連」の保税物流センターであることを示す「PLB」ライセンスを取得したと発表した。

日通インドネシア物流がPLBライセンスを取得したのは、3月の「食品関連」に続いて2分野目で、前回と同じジャカルタ近郊の工業団地内にある「チカラン保税物流センター」で取得した。

これにより、同国の工場で部品を輸入・生産し、他国へ輸出する企業に対し、部品のJIT（ジャスト・イン・タイム）配送や、生産品の輸出ハブとしてのサービスを提供していく。

PLBライセンスは、従来の保税倉庫と異なり輸出・輸入貨物ともに蔵置できるほか、輸入品の倉庫搬出入にともなう税が免除される。蔵置期間も保税倉庫の1年間に対して最長3年間と長く、倉庫内で梱包・仕分けなどの簡易作業も行うことが可能。インドネシア非居住者が利用できるメリットもある。