日立物流、インドネシアで保税物流センターの認可取得

▲PLBを取得した東ジャワ物流センター

ロジスティクス日立物流は29日、インドネシアで保税物流センター（PLB）のライセンスを取得したと発表した。

PLBライセンスを取得したのは、日立物流のインドネシア法人が運営する東ジャワ物流センターで、製造業の大企業向けにPLBライセンスの認可を得た。東ジャワ州で認可を取得した日系企業は初めて。

▲PLBスキーム図（出所：日立物流）

PLBはインドネシア政府が2015年に導入した制度。導入以前は、現地法人がない企業（＝非居住者）が国内に在庫を持てず、外部へ委託せざるを得ないという課題があったが、PLBが制定され、非居住者でも自社在庫を保有できるようになった。

また、現地法人がある企業は、日本国内の在庫としてインドネシアに製品を保管することができることから、現地法人のキャッシュフロー効率化など、さまざまなメリットが得られるようになっている。

■PLBを取得した物流センターの概要
名称：東ジャワ物流センター
所在地：インドネシア共和国東ジャワ州モジョケルト県
倉庫面積/PLBエリア：7万5000平方メートル（延床）/1万1000平方メートル（PLBエリア）
PLBライセンス対象：製造業（大企業）向け（2018年5月2日付で取得）