財務・人事三井倉庫ホールディングスが発表した2018年3月期第1四半期(4-6月)決算は、韓進海運が法的整理を申請したことにより港湾運送業務の取扱量が減少したことなどから減収減益となった。
物流事業は、倉庫業務で注力しているヘルスケア物流の新規取扱開始、3PL業務、サプライチェーンマネジメント業務の取り扱いが増え、注力分野やM&Aを通じて拡充した物流機能は増収増益となった。
一方、前年同期に発生した大口の航空貨物スポット輸送が今期に発生しなかったことに加え、韓進海運が法的整理を申請したことにより港湾運送業務の取扱量が減少したことなどから物流事業全体としては減収減益だった。
また、経常利益は海外子会社が親会社から借り入れているドル建て借入金について現地通貨に対してドルが下落したことから為替差益が発生し27.3%増、純利益は89.6%増となった。
■2018年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 55,482 | -0.9% | |
営業利益 | 1,698 | -6.1% | 3.1% |
経常利益 | 2,124 | 27.3% | 3.8% |
当期利益 | 1,144 | 89.6% | 2.1% |