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郵船ロジ、入社式「物流業のプロ心がけよ」

2012年4月2日 (月)
倉本博光社長

倉本博光社長

イベント郵船ロジスティクスの倉本博光社長が2日入社式で行った訓示は次の通り。

 

昨年3月に東日本大震災があり、その影響で皆さんの就職活動も大変だったこともあり、今日の入社式は皆さんにとっても喜びひとしおと思う。

 

郵船ロジスティクスは大変新しい会社だ。一昨年の10月に「NYKロジスティックス・ジャパン」と「郵船航空サービス」が統合し、「郵船ロジスティクス」が発足した。

 

昨年の4月以降、世界各地で「NYKロジスティクス」と「郵船航空サービス」の統合が進み、現在では36の国と地域レベルでの統合が完了した。今は中国国内の統合の話を進めているところだが、統合完了にはあと1年は掛かる見込みだ。

 

この世界中での統合の結果、従業員は約16000人、売り上げは中期経営計画で発表したとおり、2013年度に5000億円の事業規模を目指す「陸・海・空」のサービスを持つグローバルな統合物流業者となる。

 

皆さんはこの「郵船ロジスティクス」の第2期生だ。そして、この大きな会社のコア社員として、会社の発展のために活躍してくれる大事な戦力として大いに期待している。

 

「郵船ロジスティクス」は、グローバルなネットワークを持った総合物流業者となったが、そこで必要なのは、まずは視野を広げ、大きな世界を見る国際性が必要となる。

 

そのためには、英語・中国語など語学を学ぶだけでなく、常に世界で何が起きているのか注視し、Internationalな世界で仕事が出来るよう研鑽してほしい。

 

また、「陸・海・空」の機能を持った物流業者なので、どのような物流にも対応できるような物流業のプロになるよう心がけてほしい。

 

そのためには会社は教育プログラムも用意しているが、個人でも常日頃の仕事の中からも努力を積み重ねてほしい。

 

これから皆さんは、大体3年から5年のサイクルでいろんな部署をまわっていく。

 

特に最初の10年は、私は、一人前になるための教育期間だと思うので、できるだけ色々なセクションに回ってもらうようにするが、どこのセクションに配属されても、ただ単に与えられた仕事をこなすだけでなく、勉強する姿勢を常に持って前向きに仕事をして欲しいと思う。

 

与えられた仕事をしているだけでなく、能動的に自分からその仕事に向かう姿勢が大切だ。それから、何事にも挑戦すると言うことを忘れないでほしいと思う。

 

また、「郵船ロジスティクス」の道標としてNYKグループのグループバリューである「誠意・創意・熱意」を導入している。

 

私は、振り返ってみると、会社生活39年間で常にこの「誠意・創意・熱意」を持って仕事をしてきた。特に、顧客に対しては、「誠意・創意・熱意」を持って接すれば必ず答えてくれると確信を持っている。常にこの言葉を頭の片隅に置いてほしい。

 

それから、これから社会人としての一歩を踏み出すわけだが、単なる仕事人になるだけでなく、是非自分の趣味を持ち、ON・OFFを切り替えるようにしてほしい。そうすることで、人間としての幅ができ、また仕事にも打ち込むことが出来るようになると思う。

 

これからは一緒に「郵船ロジスティクス」のために頑張って行こう。