DMSが埼玉の物流拠点拡大移転、18年度黒字化見込む

拠点・施設ディーエムエスは23日、埼玉県川島町の物流拠点「川島ロジスティクスセンター」を同町内で2018年2月にオープンする賃貸物流倉庫に移転すると発表した。移転先はより雇用が確保しやすく、有効スペースも現行拠点の1.5倍に拡大する。

同社は2015年4月に川島ロジスティクスセンターを開設し、荷主の通販事業に必要な受注から出荷までを一括して請け負う通販物流サービスと、サンプリング、キャンペーン、販促品・用度品などの販促物流サービスを提供。事業が順調に拡大していることから、より広い拠点へ移転することで、業容拡大につなげる狙い。

新拠点は「レッドウッド川島ディストリビューションセンター」で、賃貸面積1万1735坪のうち6887坪を借り受ける。現行拠点では前3月期の売上高が18億2500万円で、中期目標として売上規模28億円をそれぞれ目指しており、今回の移転もこうした中長期目標の達成に向けた取り組みとなる。

また、短期的にも高採算案件の取り込みや機械化による生産性向上などに取り組み、計画通り19年3月期に拠点採算の黒字化を見込んでいる。