ロジスティクスディーエムエス(DMS)が8日に発表した前3月期決算は、埼玉県川島町に開設した新拠点の開設費用と労務費の増加で主力部門の利益が減少し、9.2%の営業減益となった。
売上の9割を占めるダイレクトメール部門は、既存顧客からの受注が増加し、新規顧客も獲得したことで1.7%の増収となったが、生産現場の労務費が増え、新拠点「川島ロジスティクスセンター」の開設費用も重なったことで8%の減益。
同拠点の初期投資負担は今期も続く見通しで、今期業績は売上高195億400万円(4.1%増)、営業利益8億5400万円(21.3%減)、最終利益5億2200万円(20.5%減)を見込む。
[ディーエムエス]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 18,740 | 18,277 | 2.5% | |
営業利益 | 1,085 | 1,195 | -9.2% | |
経常利益 | 1,062 | 1,162 | -8.6% | |
当期純利益 | 656 | 729 | -9.9% |