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共英製鋼、ベトナム北部で新設ラインの増強に着手

2012年4月4日 (水)

拠点・施設共英製鋼は3日、ベトナム北部事業拠点のキョウエイ・スチール・ベトナム社(KSVC社)が、ハノイの南方100キロメートルに位置するカンフー工業団地で、新設ラインの増強に着手したと発表した。完成後は同社の高品質製品をベトナム北部市場に供給する。

 

KSVC社は、3月にタム・ディエップ・ローリング・ミル社が保有していた圧延ラインを譲り受けて事業を開始し、新たに26ヘクタールの工場用地に年産50万トンの製鋼・圧延一貫ラインを建設する。

 

新設ラインは2014年から稼動を開始する計画で、完成すればKSVC社は既存圧延ラインと合わせて年産80万トンの電炉一貫メーカーとなる。

 

共英製鋼では、ベトナム南部でも1994年から鉄鋼事業を展開しており、連結子会社のビナ・キョウエイ・スチール社(VKS社)で棒鋼を年産40-45万トン生産。VKS社でも年産50万トンの電炉・圧延一貫ラインの建設計画が進行中で、13年には完成する。

 

これらのプロジェクトにより、ベトナム南北で約200万トンの生産体制を構築する。