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寺田倉庫、新規事業向け物流機能より手軽に提供

2017年9月25日 (月)
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ロジスティクス寺田倉庫は25日、同社が運営するクラウドストレージサービス「MINIKURA」(ミニクラ)をこれまで以上に手軽に「物流を伴う新規事業」に活用しやすくするプラットフォームとして「MINIKURAプラットフォームS」を公開すると発表した。公開時期は2018年春頃になる見通し。

MINIKURAは顧客(個人)自身が預けた荷物をウェブ上で管理できるクラウドサービスで、同社はこの仕組みを活用・応用した新規事業を支援するため、この機能を外部から利用できるように提供する「API」と呼ばれる仕組みで提供してきた。

MINIKURAプラットフォームSは、APIを通じた機能提供よりも手軽にMINIKURAの機能を利用して新規事業を開発しやすくする狙いで18年春をメドに公開を目指すもので、新規事業開発者向けに入庫、出庫、配送、在庫管理、保管、“ささげ”、検品、梱包といった機能を、倉庫・物流パートナーには導入サポート機能をそれぞれ提供する。

これまでの提供方法との違いは契約形態、申し込み・審査・契約の手間、決済方法など。まずはMINIKURAの導入方法を説明するドキュメントの公開からはじめ、18年3月までに段階的にウェブサイトから申し込めるよう、利便性を高めていく。

パッケージ化、料金形態の明瞭化といったシンプルな契約形態を導入し、申し込み、審査、契約などをすべてオンライン上で完結できるようにする。また決済方法もクレジットカード、ビットコインなど多様化させ、事業ごとにパッケージ化されたAPIを提供することで、新規事業をより早く開発できるようにサポートする。