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kikitori、青果出荷量を随時取得する卸向けアプリ

2017年10月13日 (金)

産業・一般スタートアップ企業のkikitori(キキトリ、東京都中央区)はこのほど、農業生産者が手軽に日々の出荷情報を入力することで、青果流通事業者がタイムリーに規格に応じた出荷数量を把握できるアプリ「IchibA」(イチバ)をAndroid向けに公開した。

青果市場では取引形態が一昔前の競り方式から現在は大部分が相対取引となっているが、青果流通事業者にとっては日々生産者から出荷される出荷量、規格のタイムリーな把握が重要になっている。

一方、青果流通はIT化が他産業と比べて遅れ、日々の出荷情報を担当者が電話と紙を使って生産者一人ひとりにそれぞれ確認して情報を取得をしている。同社は「こうしたアナログ的な業務が青果流通事業者の業務量の増大、業務時間の長時間化の大きな原因となっており、青果業界からの優秀な人材の流出を招いている」とみて、流通事業者向けアプリを開発した。

アプリでは、生産者が出荷する作物の品名、等級、サイズ、数量の4つの情報を選択形式で選択し、シンプルで手軽に出荷情報を流通事業者へ発信できる。流通事業者は発信された情報を管理画面からタイムリーに確認し、出荷情報が発信されていない生産者に出荷情報のリクエストを送ることが可能。生産者が必要な資材の受発注作業も手軽に行う機能も盛り込んだ。

これにより、流通事業者は業務量の軽減を図るだけでなく、日々の出荷情データを蓄積、「見える化」することで、将来の農作物の需給調整に役立てることができるほか、生産者にとっても事前に出荷数量を流通事業者へ通知しておくことで、販売機会の拡大につながり、販売価格を適宜引き上げるといった使い方が可能。

同社は10月から大手卸と共同でアプリの試験運用を行っており、将来的には、出荷情報や資材の受発注のやりとりだけでなく、流通事業者のシステムと連携させることで、生産者に対して出荷された農作物の販売価格(仕切り価格)を通知できる機能や決済機能の実装、大量の出荷データを活用した季節ごとの需給予測などを計画している。