ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

京セラが中国に全自動の工場増設、18年稼働

2017年10月17日 (火)
空白

拠点・施設京セラは17日、傘下の京セラドキュメントソリューションズが複合機、プリンター向けのOPC感光体ドラムの生産能力を増強するため、中国工場の増設に着工したと発表した。

京セラドキュメントソリューションズは140か国以上の国で事業を展開しているが、複合機やプリンターのカラー機の受注拡大に伴い、低中速機に搭載されるOPC感光体ドラムの生産の増強が急務となったことを受け、生産能力を確保するためOPC感光体ドラムの生産工場を増設することにした。

2018年5月下旬に第2工場が稼働すると、中国工場のOPC感光体ドラムの生産能力は20年時点で現在の2.5倍以上に大幅に増える見込み。

京セラが生産するOPC感光体ドラムは、一般的な多層構造の負帯電型OPCドラムと異なり、長寿命で高画質を維持できる独自開発のもので、生産性が高い完全自動化ラインの導入により、ドラムの受注増加に効率的に対応した生産体制を整える。

また、高騰する人件費などに影響を受けにくい完全自動化ラインによる生産体制を構築。ラインの稼働状況など工場内のさまざまな情報を見える化し、その中で収集したデータを自動的にフィードバックするなど、IoTを活用した取り組みを進める。