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商船三井、LNG船の火災・座礁想定し緊急対応訓練

2012年4月11日 (水)

話題商船三井は11日、海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、第一管区海上保安本部の協力を得て、同社運航LNG船「グランドメレヤ」の機関室火災・座礁事故を想定し、緊急対応訓練を実施したと発表した。

 

訓練は10日、緊急対応体制の強化に向け、日本近海でLNG船による大規模海難事故が発生した場合の必要な対応と情報の伝達が、的確・円滑に行えることを確認する目的で実施した。

 

津軽海峡を名古屋港に向けて航行中のLNG船で機関室火災が発生した想定で、消火活動、行方不明者捜索・負傷者搬送などを実施。「機関、舵による船体制御を失い、最終的に座礁に至る」事態での対応を訓練した。

 

事故発生の第一報を受けて、第一管区海上保安本部への通報や重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

 

同社は年2回、重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施しており、「今後も訓練で培ったノウハウを共有することで、グループ全体で万一に備え、より一層強固な緊急対応体制を整備していく」としている。