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三菱レイヨン・豊田通商、中国で水処理O&M事業に参画

2012年4月12日 (木)

国際三菱レイヨンは12日、豊田通商と共同で、中国の水処理エンジニエリング会社「江西金達莱環保研発中心有限公司」(江西JDL社、江西省南昌市)の100%子会社「奉新金達莱環保有限公司」(奉新JDL社、江西省宜春市)へ出資し、中国で水処理O&M(運転・管理)事業に参画することに合意したと発表した。

 

環境負荷の高い染色排水を総合的に処理・再利用するもので、三菱レイヨン、豊田通商としては初めての水処理O&M事業となる。

 

三菱レイヨンは、水処理事業の拡大により主力の膜販売ビジネスに加え、成長が期待されるO&M事業への進出を検討していた。膜販売で取引関係にあり、中国で豊富なMBR施工実績を持つ江西JDL社が2010年に設立したO&M会社・奉新JDL社の株式を51%取得することで合意した。

 

奉新JDL社は、奉新県政府との間で染色工業園区の排水処理に関する営業権契約を交わしており、同社に資本参加することで同工業園区の排水処理・再利用のO&M事業を開始する。

 

豊田通商は中国における水事業の第一号案件として、三菱レイヨンと下排水処理事業のO&M事業に参入した。今後は上下水道事業への参入を図るとともに、再生水事業を中心に事業を推進していく。