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トランプ大統領、ドローン配送テスト促す大統領令に署名

2017年10月26日 (木)

話題米国のドナルド・トランプ大統領は25日、ドローンの活用を促しこの分野で米国が世界をリードする立場を維持するため、州政府などに連邦航空局(FAA)にテスト飛行プログラムの許可を申請できるよう認める大統領令に署名した。

米国内のドローンメーカーや利用企業の求めに応じ、ドローンの活用を促すために講じたもので、これによって企業は州などの地方政府を通じ、FAAに現行規制で禁じられているルールの適用の免除を受けることを申請できるようになる。

ホワイトハウスは25日の発表の中で、航空機のための現行規制システムについて「時代遅れ」「技術が進歩するペースに追いつくにはあまりにも遅れている」などと指摘した上で、この「過度に重荷となっている規制」によって数百億ドルの経済的利益や数万の雇用、生活の質の向上が制限され、米国の革新的な企業は飛行テストなどを海外で行うよう強いられている、と大統領令の背景を説明。

マイケル・クラッツィオス科学技術政策担当補佐官は「トランプ大統領は、空域の安全性を確保しながら技術革新を奨励する大統領令に署名することで、国内でドローンの飛行テストを実施しやすくし、米国にこの分野のリーダーシップを取り戻そうとしている」と語った。