ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

京浜トラックターミナル、来年7月の竣工待たず満床に

2017年11月14日 (火)

拠点・施設日本自動車ターミナル(東京都千代田区)は14日、京浜トラックターミナル(大田区平和島)で創立50周年記念プロジェクトとして建設中の高機能型物流施設「ダイナベース」で、来年7月の竣工を前にすべての賃貸スペースの賃貸契約を終え、満室状態で稼働すると発表した。

医薬品卸などを展開する東邦ホールディングスなど3社が入居を決めたことで、竣工を待たずに100%の成約を達成した。

入居を決めたテナント企業は、ダイナベースの免震構造や72時間対応の非常用自家発電設備といった災害対応機能、東京都の災害時広域輸送基地に指定されている京浜トラックターミナル内という立地優位性、充実したアメニティ設備などを高く評価し、成約に至ったという。

こうした結果を受け、日本自動車ターミナルはダイナベースに続き、「大都市における物流戦略」の実現を目指す“メトロポリタン・ロジスティクス”をコンセプトに掲げ、リードタイム、レイバー、キャリアリンク、コンティニュイティ――という4つの優位性を備えた都内4か所のトラックターミナルで施設整備を積極化する。

現在は、葛西トラックターミナルでオーダーメイド型物流施設の建設に向けてパートナー企業を募集しているほか、2021着工を目指して板橋トラックターミナルの全体再開発の計画を策定している。

■ダイナベースの施設概要
所在地:東京都大田区平和島2-1-1京浜トラックターミナル内
建築面積:2万平方メートル
延床面積:9万7000平方メートル
構造:柱PCa、梁S造、免震構造、地上5階建て、ダブルランプウェイ
竣工時期:2018年7月