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東京貨物T駅の大規模物流施設、5層から6層へ増床変更

2017年11月15日 (水)

▲駅事務所棟・立体駐車場棟鳥瞰(東側)イメージ

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ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、東京貨物ターミナル駅の「高度利用プロジェクト」で、11月末にもプロジェクトの第一段階となる「駅事務所」と「立体駐車場」が完成するとの進捗状況を公表した。

このプロジェクトの中核となるのは、東西2棟の大規模物流施設からなる「東京レールゲート」で、すでにテナントリーシング活動を進めているが、これまでの取り組みで強い引き合いがあったことなどを踏まえ、2棟のうち最初に完成するWEST棟の建物を5層から6層へと高層化し、貸床を増やす設計変更を行った。

▲「東京レールゲートWEST」南西側イメージ

WEST棟は来年8月に着工し、地上6階建て、延床面積7.5万平方メートルの規模で2020年3月に開業する計画で、東京貨物ターミナル駅の敷地内に立地し、東京港国際コンテナターミナルへ2キロ、羽田空港国内貨物地区へ3キロ、同国際貨物地区へ4キロ、首都高速湾岸線の最寄りICへ2キロ――と都心から広域へ広がる物流拠点として期待される。

同社はこの物流施設と本業である鉄道事業との相乗効果を高め、新たな鉄道貨物輸送需要を生み出していくために「東京貨物ターミナル駅高度利用プロジェクト」を推進しており、このほど、設計・施工事業者を募集するためのWTO国際競争入札を公告してスタート。20年3月の竣工に向けて動き出した。2棟目のEAST棟は22年8月の完成を目指している。

▲「東京レールゲートWEST (左側の建物)」鳥瞰( 南側)イメージ