日本ピグメント、埼玉･神川町に新工場建設

拠点・施設プラスチック、印刷インキなど着色剤メーカーの日本ピグメントは22日、液体分散体（LD）の海外需要拡大に対応するため、埼玉県神川町に新工場を建設すると発表した。

LDはテレビやスマートフォンなどの画面に採用されている液晶パネル内カラーフィルターで、韓国や台湾のレジストメーカー向けを中心として今後も需要拡大が見込まれている。すでに2018年末から量産が開始される新たなテーマの検討も開始されているなか、埼玉県深谷市にある現存の生産設備がフル稼働状態にあることから新工場建設に踏み切った。

2019年春の稼働開始に向けて準備を進めており、土地取得、建屋建設、生産ライン設置の投資額は25億円。稼働開始によりLDの年間生産能力は現在の4倍となる。

■新工場概要
所在地：埼玉県神川町
敷地面積：9260平方メートル（2800坪）
建築面積：1590平方メートル（工場棟、事務棟）
生産ライン数：20ライン
総投資額：25億円（土地取得、建屋建設、生産ライン設置など
生産品目：液体分散体
稼働開始：2019年春