TNT、フランツ・エデルマン賞を受賞

認証・表彰TNTエクスプレスは18日、配送ネットワークを最適化するために先進のオペレーションズ・リサーチ手法を使用した同社のグローバル最適化プログラムが認められ、「2012年フランツ・エデルマン賞」を受賞したと発表した。

フランツ・エデルマン賞は、モデリングなど最新の分析手法を利用して最善の意思決定を可能とする、オペレーションズ・リサーチの分野で最も権威のある賞とされている。TNTエクスプレスではこうした手法を日常的に使用して配送ネットワークを最適化し、より効率的なルートの設定や運行距離の短縮に取り組んできた。

今回、受賞したTNTのグローバル最適化（GO）プログラムは、配送施設の立地計画、トラック配送ルートの最適化、貨物輸送機の管理、従業員の割り当てなど、同社のさまざまなオペレーションを網羅している。同社は2011年に200のネットワーク最適化プロジェクトを実施し、05年からはドイツ、フランス、スペイン、イタリアの国内ネットワークを最適化し、運行距離を6000万キロメートル短縮、二酸化炭素の排出量を5400万キログラム削減することに成功している。

オペレーション・マネージャの有資格要件を満たすために、TNTエクスプレスはオランダのティルブルフ大学ティアニンバス・ビジネススクールと協力し、配送ネットワークの最適化に関する2年間の経営開発プログラム、GOアカデミーを創設。08年以来、200人以上のマネージャーがこのトレーニング・プログラムを受講している。