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AIT・3Q売上17%増、大口中心に堅調な伸び

2018年1月10日 (水)

財務・人事エーアイテイー(AIT)が10日発表した第3四半期決算(2018年2月期)は、大口顧客を中心に国際貨物輸送の取扱いや通関受注が堅調な伸びを示し、売上高が17.7%増加した。

一方で、海外から日本への輸入海上運賃の値上げにより仕入コストが増加したことに加え、大口顧客の売上総利益率が比較的低いことも相まって、売上総利益率は低下した。

日本セグメントは、一貫輸送の提案型営業推進により、特に輸入海上貨物の取り扱いや通関の受注が堅調に推移した。海上輸送の取り扱いコンテナ本数は、輸入で14万9987TEU(前年同期比14.8%増)、輸出入合計で15万6706TEU(15.1%増)、通関受注件数は6万7350件(21.9%増)と前年を上回った。売上高は19.3%増収となったが、売上総利益率の低下が影響し、セグメント利益は4.2%減少した。

中国セグメントは日本向け貨物の増加が寄与し、中国国内での通関や配送といった輸送に関する収益機会が増したことで、売上高が8.7%増、販売費・一般管理費の抑制に努めたことでセグメント利益は41.3%増加した。

■2018年2月期第3四半期決算

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
18,73217.7%
営業利益
1,1544.6%6.2%
経常利益
1,2336.8%6.6%
当期利益
8327.2%4.4%