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三井物産の物流子会社がキャリロ導入

2018年1月26日 (金)

調査・データZMP(東京都文京区)は26日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)が、三井物産の物流子会社・物産ロジスティクスソリューションズ(東京都千代田区)の物流センターに導入された、と発表した。

物産ロジスティクスソリューションズは1987年に設立。北海道から九州までの全国ネットワークを活かし、コンビニエンスストアへの商品の安定供給を行っている。複数の温度帯に対応した全国幹線物流と域内の共同配送物流センターを運営し、原材料や製品を生産者から消費者へ一貫物流サービスを提供している。

「物流センターの重量物の運搬は、女性や高齢者には肉体的に辛く、また、大規模物流センターでは台車を押しながら倉庫内を往復し歩き回るなど作業負荷が高く、人材の確保と定着が課題となっている。作業者の作業負担を減らすと同時に、一人当たりの生産性を向上させるよう労働環境を改善し、人材を定着させることが急務」(三井物産ロジスティクスソリューションズ)だとして、作業負担軽減や都度変わる搬送導線への対応、操作方法が容易で導入へのハードルが低いことなどでキャリロ導入を決めた。

▲物産ロジスティクスソリューションズのチルドセンターでのCarriRo搬送導線イメージ(出所:ZMP)

2016年8月にキャリロを5台導入し、効果検証を継続している。同社は「カルガモモードでキャリロを使用することでフリーハンドで搬送ができるようになり、作業負荷の軽減が期待できる。また、複数のキャリロを追従させることで、従来の台車よりも搬送量が増加しトータルの搬送距離が短縮、生産性の向上が期待できる。他の台車の牽引搬送や他業務への活用もトライしていく予定」としている。

■「CarriRo」導入事例紹介(物産ロジスティクスソリューションズ)
https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_bls.html