サービス・商品ZMP(東京都文京区)は、同社の物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)を用いた自動搬送ソリューションを開発した、と発表した。新型コロナウイルスの流行を背景に食品・飲料系倉庫の取扱量が急増していることを受け、作業者不足と作業負荷の増大に対応する。
食品・飲料系倉庫では、入荷時はパレットで入荷しフォークリフトで搬送、保管エリアの棚に格納。出荷はスリムカートやカゴ台車でピッキングし、バースまで作業者が人手で搬送、所定の位置に置き、トラックに積み込むといった流れが一般的だが、フォークリフトの稼働台数が多く、人件費負担の重さや安全上の課題が生じやすい。
そこで、同社は入荷時に無人フォークリフト「キャリロフォーク」や「キャリロAD+(パレット積載タイプ)」を用いて自動搬送し、出荷はスリムカートやカゴ台車を使用する場合にAD+台車タイプを用いてけん引、ピッキング時は柔軟な動きが求められるため、追従機能を用いる――といった活用方法を提案。
バースまでの搬送時は自律移動機能に切り替えて自動搬送する際も、自動離脱アタッチメントを用いることで省人化効果が高められるとしている。
■参考運用事例
北海道ロジサービス
https://www.zmp.co.jp/carriro/casestudy/detail_hokkaido-logi
物産ロジスティクスソリューションズ
https://www.zmp.co.jp/carriro/casestudy/detail_bls.html