財務・人事川崎汽船が1月31日に発表した3月期第3四半期(2017年4-12月期)は、ドライバルク船部門が堅調さを維持し、構造改革の効果もあって売上高8840億6600万円(前年同期比1231億3300万円増)、営業利益71億4800万円(前年同期は346億8200万円の損失)、経常利益93億9500万円(前年同期は369億600万円の損失)、四半期最終利益92億9500万円(前年同期は545億7800万円の損失)となった。
ドライバルク船部門は大型船で中国の鋼材需要が堅調を保ち、中・小型船でも穀物や石炭などの堅調な荷動きを背景に市況が緩やかな回復を継続した。
コンテナ船部門は昨年10月以降、北米・欧州航路を中心に市況が低迷しており、この間の運賃実績を踏まえて1月以降の市況見通しを変更。燃料油価格上昇や持分法適用会社収支の影響を織り込み、通期予想は売上高を上方修正、営業・経常利益段階ではそれぞれ20億円、100億円の下方修正する。一方、事業ポートフォリオ転換に関連した事業資産整理による特別損益を見込むため、最終利益は従来予想を維持する。
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 884,066 | 16.2% | |
営業利益 | 7,148 | - | 0.8% |
経常利益 | 9,395 | - | 1.1% |
当期利益 | 9,295 | - | 1.1% |