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SGHD・3Q増収増益、運賃上昇で人手不足分吸収

2018年2月2日 (金)

ロジスティクスSGホールディングスは2日、2018年3月期第3四半期(17年4−12月期)の決算を発表した。従業員採用の強化や路線・集配委託先と併せ、運賃単価を上げる取り組みを継続した結果、9か月間の売上高は6.5%増の7508億円、営業利益は19.5%増の518億円、四半期最終利益は19.9%増の300億円となった。

人手不足を背景とした人件費や外注費(傭車費)の増加を平均単価の上昇で吸収した。人件費は新規採用社の初任給引き上げ、冬期賞与の引き上げなどで前年同期に比べ152億円増加、外注費は路線運航便の増車、傭車の増加で232億円増えた。

一方、平均運賃は5.6%上昇し、1個あたり540円、取扱個数も1.1%増え9億8300万個となり、宅配だけで285億円の増収となった。

通期は売上高1兆400億円(前期比11.8%増)、営業利益610億円(23.3%増)、最終利益350億円(23%増)を見込む。この場合の売上高に対する営業利益率は5.9%となる。