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近鉄エクス・3Q、航空・海上とも好調で営業益3割増

2018年2月8日 (木)

財務・人事近鉄エクスプレスが8日発表した2018年3月期第3四半期(4-12月期)決算は、航空・海上貨物輸送ともに輸送需要が拡大し、営業利益が3割増加した。

日本部門のうち航空輸出貨物は、半導体関連品や電子部品、自動車関連品を中心に順調な荷動きとなり、取扱重量が10.5%増加。航空輸入貨物はエレクトロニクス関連品を中心に取り扱いが増加し、取扱件数が15.9%増えた。

海上貨物は、輸出では設備・機械や大口資材を中心に出荷が増加、取扱容積で17.8%増、輸入ではエレクトロニクス関連品や自動車関連品が順調に推移し12.7%増となった。

ロジスティクスは、エレクトロニクス関連品やヘルスケア関連品で取り扱いが増加した。これらにより、国内関係会社を含めた日本部門全体の売上高は15.1%増、営業利益は38.3%増加した。

最も売上の大きいAPLロジ部門では、自動車関連の物流サービスが米国・メキシコ間の部品輸送やインドでの完成車輸送の取り扱いが順調に推移したほか、リテール、消費財、インダストリアル関連の物流サービスも堅調となり、全体の売上高は10.5%増加した。

営業損益は、旧親会社からの分離に伴う経営基盤強化の費用を計上したなか、25億3500万円(65.9%増)の営業利益を確保したが、APLロジ買収によるのれんなどの償却を含めているため20億9600万円の営業損失(前年同期は営業損失29億6600万円)となった。

■2018年3月期第3四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
407,95616.7%
営業利益
11,44233.3%2.8%
経常利益
11,97237.1%2.9%
当期利益
4,11172.3%1.0%