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王子HD、東南アジアに60億円投じ生産増強

2018年2月8日 (木)

国際王子ホールディングスは8日、段ボールの需要が高まる東南アジアで新工場の建設と既存2工場の拡張を決めたと発表した。ベトナムのドンバンIII工業団地(ハナム省)で30億円を投資し、同国5か所目となる工場を新設するほか、マレーシアでは最も段ボール消費量の多い中部地区の2工場で建屋を拡張し、生産能力を増強する。

ベトナムでは北部地区に2工場を展開しているが、日系企業を中心に需要が高まっているため、同国全体では5か所目となる段ボール拠点を設けることにした。東南アジア・インドのパッケージング拠点としては30か所目で、2019年7月から営業を開始する。

マレーシアでは、6月に北部地区で稼働する工場を含め、北部3か所、中部3か所、南部2か所と計8か所の段ボール工場を保有しているが、中でも最も段ボール消費量の多い中部の2工場で、敷地内の遊休地を活用した建屋拡張と生産能力増強を実施し、事業基盤の強化を図る。対象2工場の生産能力は現状比でほぼ倍増となる。投資額は30億円で、2工場ともに12月から新設備の稼働を開始する。