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「気象状況で事故が起きやすい地点」を可視化

2018年2月13日 (火)

サービス・商品YuMake合同会社(ユメイク、大阪市浪速区)は13日、デンソーテン(神戸市兵庫区)へ過去の気象状況を1キロ間隔で推定した過去推計気象分布データを提供し、デンソーテンの持つ業務用通信型ドライブレコーダーが記録したヒヤリハット地点との相関が分かるよう、可視化した事例を同日公開したと発表した。

(以下画像の出所:YuMake合同会社)

YuMakeが提供した推計気象分布は、観測データから1キロ四方の格子毎に推計した気温・天気の分布データ。推計データのため、アメダスのデータとは一致しない場合があるが、「アメダスは全国で1300か所ほどしかないため、観測地点のない場所のデータを推計するには有用なデータになる」という。

デンソーテンが提供する通信型ドライブレコーダー「G500Lite」はタクシー会社、バス会社、運送会社などの企業向けドライブレコーダーで、「もしも」の時を録画することができるようになっている。今回の分析では、クラウドに集めた走行中に撮影した画像を利用している。

事例では、ヒヤリハットが記録された日時と、その時点の推計気象分布データをかけ合わせて可視化を行い、気象状況によって事故が起きやすい地点を抽出・可視化した。これにより気象状況に応じて、ドライバーに注意を促すべきポイントを通知したり、管理責任者によりルートの確認に役立てたりすることができる。