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久世、東京中央食品と提携し物流強化

2018年2月27日 (火)

ロジスティクス食材卸の久世は26日、病院や福祉施設向け食材卸の東京中央食品(東京都世田谷区)の株式10%を取得するとともに、両社の配送地域で物流を補完し合い、配送エリアの拡大にも取り組むと発表した。

久世は首都圏を中心に中部、関西圏で地域の顧客に対応する物流網を保有し、外食企業向けに食材・資材を提供。東京中央食品は、病院や老人福祉施設向けの食材販売を中心とする給食事業者向けの食材卸で、栄養価・カロリーを考慮したメニュー提案、提供食材の製造機能を持つほか、グループ子会社で老人福祉施設、病院給食を受託している。

両社はそれぞれのネットワークと経営資源を相互に活用することで、他社との差別化、サービスエリアの拡大が可能になると判断した。

具体的には「両社相互の自主独立を尊重」しながら、それぞれの配送地域で物流業務を効率化し、配送地域の拡大を図るほか、顧客を紹介し合うことで業容を広げる。また相互に製品を供給し、工場操業度の向上を図る。