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ラサール不動産投資顧問、新社長に藤井氏

2018年3月1日 (木)

▲キース藤井氏

産業・一般米ラサールインベストメントマネージメントインクはこのほど、ラサール不動産投資顧問の新社長に1日付けで、キース藤井氏が就任すると発表した。

アジアでの実績が豊富な藤井氏は、不動産投資と銀行での経験が25年以上あり、同社に入社する直前はイシン・ホテルズ・グループのCEOを務めていた。

ラサールのアジア太平洋地域のCEO兼CIOであるマーク・ガベイ氏は、「ラサールは日本で運用資産残高50億ドルを抱え、また不動産証券プロダクトを中心に多くの資金を国内で調達している。ラサールのビジネスにとって日本は重要で、今後もさらに重要性が高まると考えている。日本でのコア投資ビジネスの拡大と資産タイプの多様化を進めるなか、藤井が加わることで、アジア太平洋地域におけるラサールのマネジメント層のさらなる強化を図る」と述べた。

これまでラサール不動産投資顧問の代表取締役を務めてきた中嶋康雄氏は、引き続き代表取締役を務める。また、ラサールREITアドバイザーズの取締役は退任するが、ラサールの物流不動産投資ビジネスを今後ともサポートする。

ラサールのグローバルCEOのジェフ・ジェイコブソン氏は、「中嶋は日本の物流施設を機関投資家向け資産クラスとして確立した先駆者だ。彼のチームは過去15年にわたって、日本での物流施設の開発と投資で非常に大きなリターンをもたらした。彼の物流不動産の知見が、ラサールがアジアや世界各国で物流不動産投資を行っていく際に、展開されることを期待している」と話した。

さらに、「中嶋には今後もアジア太平洋地域の投資委員会のメンバーとして活躍してもらいたいと思っている。そして日本や海外で、新たな投資やビジネス開発機会の発掘も行ってほしいと思う。藤井と中嶋が協力して日本の組織を強化し、特にコア投資ビジネスを拡大してくれることを期待している」とコメントした。