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神原ロジ、災害対策強化へ非常用発電機導入

2018年3月2日 (金)
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ロジスティクス神原ロジスティクス(広島県福山市)は1日、災害対策の強化を目的に、災害対応型LPガスバルク供給システムと非常用発電機設備を1月15日に導入、完備したと発表した。

災害対応バルクは、地震や津波など大規模災害により電気や都市ガスといったライフラインが寸断された状況でも、LPガスによるエネルギー供給を安全・すばやく行うためのシステム。生命と事業の継続に必要な多様な設備にエネルギーを供給できるのが特徴。また、併設したLPガス非常用発電機は、ディーゼル発電機より振動や騒音が少なく、CO2やSOxといった大気汚染物質を排出せずに安定的な電力を確保できり。

神原ロジスティクスは災害時の社員の安全確保と生命の維持に加えて、福山市と締結した災害時の施設提供協力協定に基づき、地域住民の避難所として機能するため、照明や充電といった電力需要はもとより、LPガスを直接供給できる本設備の特徴を生かし、暖房や非常用の炊き出しセットによる食の確保を可能にした。

2016年の熊本地震の際に救援物資の収集、海上輸送を実施した経験から、「安全確保の次段階で物資の備蓄や運送といった物流機能が大切であることを痛感」し、いち早く自社事業を復旧するために、倉庫の稼働や電動フォークリフトなどへの充電にも対応している。