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日本GLP、流山PJ最大規模の物流施設竣工

2018年3月5日 (月)
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拠点・施設日本GLPは5日、千葉県流山市で建設していたマルチテナント型物流施設「GLP流山I」の竣工式を行ったと発表した。

3棟から成る総延床面積32万平方メートル、投資総額590億円の「GLP流山プロジェクト」は、2016年9月から17年10月にかけて3棟が段階的に着工した。最初に竣工する「GLP流山I」は地上4階建て、延床面積13万2815平方メートルでプレキャストコンクリート(PC)造・免震構造の物流施設。

都心から25キロ、常磐自動車道「流山」インターチェンジ(IC)から1キロ、外環自動車道と首都高速自動車道が利用可能な「三郷」ICまで6キロ、国道16号線にも近いとアクセスに優れる。また、東武野田線「初石」駅から1.8キロに立地する。

GLP流山プロジェクトの最大の特徴は、生産加工、保管、流通加工、配送まで、物流プロセスをトータルで支援する次世代型の施設を目指した点で、その中でも最大の規模を持つGLP流山Iは、従来の物流施設では対応していなかった、工場用途として必要とされる給排水ルートの確保、電気、ガス、給排気といったビルインフラを備えるとともに、工場用途向けの法的要件も整えた。従来まで工場と物流施設に分散していたオペレーションの集約を図り、コストと時間の効率化を実現できる施設となっている。

GLP流山Iでは、免震装置のほかBCP対策として発電機により災害時でも事務所・トイレ照明等の電源確保、井水の再利用などが可能となっているほか、防災備蓄品も施設内に備えている。また、米国グリーンビルディング協会が普及・推進を図る建物環境認証制度「LEEDゴールド予備認証」を取得している。

GLPは、千葉県内では内陸部で開発中の「GLP流山II」「GLP流山III」含め合計21棟の物流施設を開発・運営している。

■施設概要
施設名:GLP流山I
所在地:千葉県流山市南319
敷地面積:6万189平方メートル
延床面積:13万2815平方メートル
着工:2016年9月
竣工:2018年2月