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宅配ロボットと人がコミュニケーション、ZMPなど実証

2018年3月19日 (月)

調査・データZMP(東京都文京区)は19日、宅配ロボット「CarriRo Delivery」(キャリロデリバリー)と、電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボと東京大学暦本研究室が共同開発した遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA」(チカ)」を組み合わせ、オフィス街を自律走行する実証実験に参画、技術協力すると発表した。

実証実験は、20日・22日・23日の3日間、品川港南エリアの複数の複合施設やビルにまたがる350メートルのルートを、TiCAを装備したCarriRo Deliveryが自律走行し、商品(カップコーヒー)を目的地まで届ける。想定外の事象により走行困難となった際は、TiCAを用いて遠隔から周囲とコミュニケーションをとり、トラブル回避を図る。

▲CarriRo Deliveryと遠隔コミュニケーションデバイスによる実証実験の仕組み(出所:ZMP)

ZMPは、自動車の自動運転技術開発で培った自律移動技術を応用して物流のラストワンマイルの課題解消や、日々の買い物を手助けすることを目指し、歩道を自動で移動するCarriRo Deliveryを開発し、実証実験を進めている。

CarriRo Deliveryは宅配ボックスを搭載し、カメラやレーザセンサで周囲環境を360度認識しながら最大時速6キロで自動走行し、荷物を目的地へ届ける。