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日立、AI活用した倉庫業務効率化

2018年3月28日 (水)

サービス・商品日立製作所は28日、独自開発したAI技術を活用した倉庫業務効率化サービス「Hitachi AI Technology/倉庫業務効率化サービス」を4月2日から提供開始すると発表した。

同サービスは、主に流通、物流などの倉庫業務の業務データや作業実績、サプライチェーン全体の情報を分析・学習し、作業効率を継続的に改善するもの。

顧客のWMSの商品情報、在庫情報や需要・販売などのサプライチェーン全体の情報を分析することで、倉庫業務の生産性向上につながる施策を導き出し、商品ピッキングなどの作業実績をもとに施策を評価する。評価結果をもとに効果的な施策を学習することで、継続的に倉庫作業を効率化する。

また、施策立案や評価・改善を、人工知能を活用し継続的に行うことができるようになるため、熟練者をより創造的な業務にシフトするなど働き方改革にも貢献する。

同サービスは、ユニーの物流センターで1月から倉庫作業の生産性向上を目的とした最適化に向けた共同実証に適用。ユニーの統合物流管理システムと連携して、システムに蓄積されているデータを分析し、ピッキング効率を向上する在庫配置を出力することで、商品ピッキングに要する時間の短縮を実現した。

さらに、施策を評価、改善することで、在庫配置の継続的な最適化を図っている。サービス適用により商品ピッキングの作業効率を施策適用前後で最大16%向上することができたという。