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日立、業務データをAI分析しバリューチェーン最適化

2018年10月16日 (火)

サービス・商品日立製作所は16日、小売・流通業顧客から各種データを預かり、データ蓄積からAIでの分析、バリューチェーンの最適化に向けた施策提案までを一括して行う「Hitachi Digital Solution for Retail」(ヒタチ・デジタル・ソリューション・フォー・リテール)を11月1日から提供開始すると発表した。

同サービスにより、顧客はデータ蓄積・分析のための特別なリソースやノウハウを保有せずに、マーケティングや出店計画、発注・在庫の最適化といったさまざまな業務のKPI達成に向けて、データに基づく迅速な施策提案を受けることができる。

(以下画像の出所:日立製作所)

具体的には、顧客が設定したKPIの分析に必要な顧客情報、商品情報といった業務データや、人・設備などのIoTデータ、商圏、気象などのオープンデータの提供を受け、日立がデータ基盤に蓄積する。これらの膨大なデータを元に、日立のデータサイエンティストがAIを活用して分析することにより、これまで見えていなかったデータ間の新たな相関関係や、KPIを最適化する新たな施策を導き出し、顧客に提案。施策の実施後、結果を検証する。

これを繰り返し行うことにより、課題解決のスピード向上や改善効果の増大を図ることができる。このサービスを活用することにより、顧客はデータ基盤の導入やデータサイエンティストを自社で保有することなく、日立のAI技術・ノウハウを生かした実行性のある施策の提案を受けることが可能となっている。

さらに、同サービスでデータ利活用をすばやくに行うためのサービスメニューを整備しており、まず第一弾として、「販促施策最適化」「出店業務効率化」「商品需要予測」を11月1日から提供開始する。また今後は、棚割・商品構成の最適化や、倉庫業務、配送業務などに対するサービスメニューを段階的に拡充していくとともに、将来的には他業種との連携を進めていく。