サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は3月30日、豊田通商とタイで遊休中のトラック車両を利用した車両シェアリングの実証実験を2018年上半期中に開始することに2月19日合意したと発表した。
Hacobuが日本で展開しているオンライン求車プラットフォーム「MOVO」(ムーボ)をベースとしたソリューションを、豊田通商グループのリソースを活用しながら実証実験を行う。
具体的には、Hacobuが、MOVOをベースとしたクラウドベースのオンライン求車機能の国際対応版をタイで提供、豊田通商のタイ連結法人であるTTK Asia Transport(Thailand)が運用するトラックをプラットフォームに登録する。バンコク地域周辺のメーカー、物流事業者などを荷主としてプラットフォームに登録する。
荷主が配送案件を登録し、TTKATの空きトラックや関連するビジネスパートナーのトラックとマッチングさせ、荷物を運ぶ。
Hacobuは、今回の実証実験を成功させ、タイを起点として豊田通商グループと共に、物流情報プラットフォームをASEAN全域に拡大していくことを企図しており、これによって製造業をはじめとするBtoB物流のユーザーに対して、物流情報のデジタル化を支援し、ビッグデータを用いた最適化の実現を図っていく考え。