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【決算】川崎近海汽船、北九州航路の収支改善

2012年5月17日 (木)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高41,57038,9046.9%
営業利益1,7082,689-36.5%
経常利益1,5862,523-37.1%
当期純利益5661,502-62.3%

産業・一般近海部門、中長期契約で不定期船輸送量増加
不定期船は年度後半にドライバルク市況が低迷したものの、年間契約や中長期契約により輸送量は増加。定期船では、往航の鉄鋼製品で輸送量を伸ばしたが、年度後半の円高とタイの洪水による影響で輸送量が減少。これにより、営業損益は5億4600万円の赤字となった。

 

内航部門、北九州航路の収支改善
不定期船は石灰石、石炭専用船が年間を通して安定稼働を維持。小型貨物船は荷動きが低迷したものの、前期並みの輸送量を確保した。定期船は、茨城港が仮復旧するまでの間、寄港地を京浜地区に変更した影響で貨物量が一時減少したものの、その後は国内輸送量が回復に向かい、釧路・苫小牧航路で前年輸送量を上回った。北九州航路は減船により輸送量が減少したものの、効率的な配船で収支は改善した。

 

今期、営業利益3.4%減少見込む
今期は連結売上高418億円(0.6%増)、営業利益16億5000万円(3.4%減)、経常利益15億円(5.4%減)、純利益10億円(76.4%増)を見込む。