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商船三井、フィリピンに自営の商船大学設立

2016年3月9日 (水)

ロジスティクス商船三井、フィリピンに自営の商船大学設立商船三井は9日、フィリピンに自営の商船大学を設立すると発表した。ダスマリニャス市の建設予定地で8日、鍬入れ式を行った。同社が設立する大学は、マグサイサイマリタイム社と共同で設立し、2018年6月の開学を目指す。

フィリピン人船員は同社の運航船乗組員の中核を担っているが、運航技術の高度化が進む中、「アジア・太平洋地域で世界最大級の自営商船大学」を設立して良質な船員の確保・育成の強化を図る。

同社では、高い安全基準で船舶を運航するための船員育成を目的に、2007年に自社訓練船「スピリット・オブMOL」での専属講師と乗組員による訓練航海を開始し、11年にはフィリピン政府の取り組みに沿って「職員候補生プログラム」(3rd Year Program)を導入、フィリピン国内の提携商船大学から選抜した3年生を対象に、マグサイサイ・インスティテュート・オブ・シッピングで教育・訓練を実施している。