財務・人事SBSホールディングスが10日発表した1-3月期(12月期第1四半期)決算は、主力の物流事業で既存案件が拡大し、上昇するコストを吸収するなどしたことで、営業利益が12.5%増加(前年同期比)した。
小売、医薬部外品OEMメーカーから新規受注を獲得したほか、「低採算が長期化している案件」で現場改善を強化し、顧客との料金調整・交渉を進めて利益率改善に取り組んだ。
また、昨年着工した茨城県阿見町で三温度対応の物流施設(延床面積3000坪、5月竣工)、大阪市住之江区南港で大阪南港物流センター(仮称、延床面積1万8000坪、2019年3月竣工予定)の建設を進め、埼玉県岩槻市、入間市では合わせて1万1000坪の倉庫を借り受けて新拠点の開設準備を進めた。
人件費、燃料費、傭車費などのコストが上昇したものの、既存案件の拡大が寄与し、物流事業で大幅な増収増益を確保。不動産事業もほぼ満床稼働したことから増収増益となった。
■2018年12月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 27,201 | 6.9% | |
営業利益 | 912 | 12.5% | 3.4% |
経常利益 | 848 | -8.9% | 3.1% |
当期利益 | 506 | -20.8% | 1.9% |